１１月５日㈭、上浜キャンパスの高校生は学年・コース行事を行いました。
１１月の第１週は、本来であれば、２年生は海外研修に出かけ、１年生は福島市内の歴史散策をする時期です。しかし、今年は研修旅行は中止となり、また、行事の実施にも様々な制約のある中で、学年・コースの特色を生かした取り組みを行いました。
特進コースの１・２年生は「会津体験学習」で、鶴ヶ城前から班別研修をスタート。班ごとにそば打ち体験や工芸品づくり体験など、自分で体験する活動を行いました。
１年文理選抜コースは「探求学習の中間発表」を行いました。年度当初から「水」を題材とし、一人ひとりが自分のテーマを設けて探究活動をしています。この日は現時点での進行状況をクラス内で報告しました。今後、内容を深めていき、年度末にはレポートが完成予定です。
１年普通コースは「福島フィールドワーク」です。前半は学校→紅葉山公園→福島城跡→稲荷神社→信夫山第２展望台の６km、昼食後の後半は第２展望台→音楽堂→競馬場→児童公園→学校の６kmを歩きました。普段は何気なく通り過ぎる景色も、あらためて目を向けるとさまざまな発見があったようです。
２年文理選抜コースは「松島見学研修」。バスで宮城県の松島町まで移動し、班ごとに神社仏閣や公共施設など、それぞれの計画に基づいて散策・研修を行いました。
２年普通コースは学校に残り「学年活動」です。１学期はコロナ禍でできなかったクラス対抗バレーボール大会や、年間を通して取り組んでいる「SDGｓと世界遺産」の探求学習などを行いました。
ちなみに、３年生は進路決定に向けて大切な時期ですので通常の授業を行いました。
私は成蹊に着任して３０年以上が経ちますが、今年のような長期間の休校や多くの学校行事の中止はまったく初めての経験です。生徒たちからすれば１度きりの学校生活ですから、教員団としても、なんとか少しでも良い活動ができればという思いでいっぱいです。模索の時期が続きますが、これが数年後、数十年後、「ああ、あんなときもあったなあ」と言えるように、「今」を充実させていきたいと思います。
