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福島県立医科大学(医学部)に2名が合格!

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福島県立医科大学(医学部)に2名が合格!

2023.02.14

学園

 2月14日㈫、福島県立医科大学(医学部)の学校推薦型選抜の合格発表があり、本校からは、一貫コースの鳥羽美妃さん、特別進学コースの義久結仁くんの2名が合格しました。

 さっそく2人にインタビューしました。

◇鳥羽美妃さん(一貫コース)

「合格発表を見た時の気持ちを教えてください。」
 HP上で自分の受験番号を見たとき、一安心しました。そのあと先生方がおめでとうと言ってくださり嬉しかったです。

「福島県立医科大学へ進学したいと思ったきっかけは?」
 人の命を救う医師という職に憧れを持っていました。中学3年次の職場体験で、福島県は人口当たりの医師の数が少ないという課題を聞いて、その一助になりたいと思うようになりました。福島県立医科大学は地域医療-福島県の医療の要であるため、そこで学ぶことで、私が生まれ育った福島県に貢献、そして恩返しができると考えたからです。

「どんな医師になりたいか?」
 患者さんの意見をよく聞いて、信頼していただけるような医師になりたいと考えています。

「現段階では専門はどうする予定?」
 現時点では、精神科の専門医になり、様々な悩みを持つ方々の助けになりたいと考えています。

「受験勉強は大変でしたか?」
 大変でした。頑張って努力をしても、なかなか成績が上がらない時期があったからです。

「どうやってそれを乗り越えましたか?」
 こんなに勉強しても意味がないのでは?と考えたことも正直ありました。しかし、一緒に頑張っているクラスメイトの存在が支えてくれたと思っています。みんなに感謝です。

「クラスメイトは今回の合格を祝福してくれましたか?」
 はい。おめでとうと声をかけてもらいました。拍手をしてもらったりもして、とても嬉しかったです。

「中高6年間の思い出は?」
 毎年2回実施される学習合宿です。低学年の頃はずっと勉強というスケジュールがつらかったのですが、高学年になると余裕ができてきたのかつらく感じなくなり、勉強に集中できるようになりました。

「中高一貫コースに入学した理由は?」
 中学高校と6年間一貫したカリキュラムが組まれており、先輩方も東京大学をはじめとする難関大学へ進学していることをしり、その環境に身を置きたいと思ったからです。
実際にこうして合格できたことに非常に満足していますし、行事などを通じて様々な体験ができたことや、仲間と過ごした日々は私にとって大切な思い出です。

「最後に何か一言!」
 6年間、毎日お弁当を作ってくれたお母さん、つらいときに一緒になって考えてくれたお父さん、厳しくも優しく導いてくれた先生方、そして一緒に6年間過ごした大切なクラスメイトのみんな。言葉で表すことが難しいです。本当に感謝しています。ありがとうございました。


◇義久結仁くん(特別進学コース)

「今の気持ちはいかがですか」
 3年間、頑張ってきた結果なのでとてもうれしいです。

「3年間を振り返ってどんなことが心に残っていますか」
 私はメンタルが弱いので、プレッシャーがかかったり、自分の甘さを強く感じたときは苦しかったです。
 そういった中でも、毎日きちんと登校し、特別進学コースの学習プログラムの中で先生方の教えを信じて、生活をやり切ったことが合格につながったと感じます。

「医師を目指したきっかけはなんですか」
 父が医師だったということもありますが、また、福島県の医療、健康の問題をニュースで見て、自分が培った力を生かせるのが医師だと感じました。
 福島県は心疾患や脳血管の疾患が多いということや、震災後の県民の健康やメンタルの問題にも問題意識を持っていました。

「今後の目標は何ですか」
 大学のカリキュラムをきちんとこなすことが大前提ですが、研究医にも興味があります。福島県立医科大学には、学生のうちから研究に参加できるプログラムがあるので、積極的ににも参加したいと思っています。
 将来は、研究もできる臨床医を目指したいと思っています。患者さんの診療・治療にあたりながら、その中で疑問に思ったことを研究することで、医学の発展と県民の皆さんの健康状況の改善の両方に貢献したいと考えています。

 二人とも、根底に福島に貢献したいという思いが強くあることを感じました。このような人材を輩出できたことを、学校としても誇りに思います。「桃李の精神」を体現する医師として、21世紀の福島をリードしてくれることと思います。