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教育課程

進路指導による人間教育

「生きる」と「学ぶ」の進路指導で、夢と気概を持って努力し、自己実現できる人格の形成をめざします。

福島成蹊中学では、日々の「学習指導」と「生活指導」のもと、自分とは何かと自己理解を求めて将来の職業や人生観を考える「進路指導」を行います。

福島成蹊の生活指導は「厳しい」と言われますが、私たちはそうは思っていません。なぜなら「当り前のことを当たり前にできるように」指導しているだけだからです。

昨今ではともすると「自主性」「個性」といった言葉が大きく取り上げられ、それが全てであるかのような風潮が感じられます。もちろん、それらは重要ですが、あたかも、全体性を否定するかのような使われ方をしていることには疑問を感じざる得ません。人間は社会の中で生きています。そこで、必要なのは全体性、社会性ではないでしょうか。今、自分がいる集団における自分の役割をきちんと果たすことができる人間にこそ、「自主性」や「個性」が発揮できると考えます。

中学校・高等学校の6年間は「中等教育」と呼ばれ、社会生活の基礎を身につける期間でもあります。この期間に身についた生活習慣や価値観は、一生涯、持ち続けてゆくことになるでしょう。たとえば制服をきちんと着る、髪を清潔にする、時間に遅れない、期限を守る、身の回りの整理整頓する、周囲の人間を思いやるといったことは、全て当たり前にできなければならないことであり、私たちはそれらをできるように導いていきます。外部から見て「厳しい」と見えることでも、それが当たり前の環境であれば、それは「普通」と感じられるはずです。それはやがて社会に出てから必ず役に立ちます。学校が「最も安全で安心できる場所」であるために、その環境づくりに私たちは全力を尽くします。

進路指導年間テーマ

中高6ヵ年の中で系統立った計画のもと、厚い思いやりと感謝の心に裏打ちされたハートとマインドのバランスの取れた人間づくりをめざします。
時折々のテーマに沿って人間性や社会性、自ら学び、自ら考える力など「生きる力」を育成します。

学年 年間テーマ 学期テーマ
中学1年 基本的な学習習慣の確立を図る 中学生としての学習週間の基礎を作る。
学習ルールを守ることと、指導者との人間関係の大切さを学ぶ。
学習の楽しさを知る 家庭学習の確立。理解できることの楽しさを知る。
自分自身でやらなければならないことを着実にやる習慣をつける。
探求の楽しさを理解する。
興味関心の拡大、自己の可能性へ関心を向ける。「生活の基盤=学校」の意識を持つ。
中学2年 自己について知る 自己理解のための自分史作成。
他者理解と尊重のため、周囲と自分、学習の興味関心について考える。
職業、職種選択、自己の適性について考え、職業と自己実現の結びつきを知る。
他者の考え方を知る 社会の中で活躍している人の生き方を聴いて、自分自身の指針とする。
中学3年 人生について考える 社会の中で活躍している人の生き方を聴いて、自分自身の指針とする。
自己実現と人の幸福について考える
※異文化体験(カナダ海外研修)
自己の適性や他者の観察、意見を通して自己理解を深める。
自分を相対化して捉える大切さを学び、将来の自分に目を向ける。
高校1年 自己実現と大学進学について考える 大学の学部学科の多様性、理系・文系の特色について学ぶ。
理系・文系選択と設置されている大学を知る 理系・文系の選択について考える。
一度決めたら、自分に厳しく、やりぬく意志の大切さについて学ぶ。
高校2年 志望校合格を成就するための姿勢を確立する 大学の実際を知り、学力の更なる向上のための姿勢を作る。
志望校合格を成就できる学力の確立を図る 志望大学の実際を知り、学力の更なる向上のための姿勢を作る。
志望大学を絞る。学力の更なる向上のために弱点教科をなくす。
高校3年 志望校合格のために真摯に打ち込む 友人との連帯感と一体感を持って、自分に厳しく最後までやりぬく精神力を身につける。
現役合格を勝ち取る 最後まで戦い抜く精神力を持つ。

「環境と人間が人を作る」

生徒と教師・友人・保護者、互いの能力を引き出し合う豊かな環境と関係を。

6年間の学校生活の環境を作るのは、生徒自身と教師・友人・保護者です。そして保護者の皆様も、私たち成蹊が目指している教育への参画者です。

  • 進路指導で、生徒自身の理解と自覚を促します。
  • 学期ごとに保護者会を実施し、現況報告と今後の教育活動の説明、進学情報の提供をします。