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戦績報告会

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戦績報告会

2022.03.18

中高

 3月15日㈫、腰浜キャンパスにおいて中高一貫コースの「戦績報告会」を行いました。

 これは、合格を手にした卒業生の受験体験を聞くことで、後輩たちが受験のシステムや学習方法などの具体的な知識を得、受験に向けての気持ちを高めていくことを目的としています。

 この日は卒学年である8期生10名全員が集まってくれました。

 一人ひとりが、進学先やその他の合格校を報告した後、学習で工夫したところや実際に受験して分かったこと、今後の目標などを話してくれました。また、後輩からは「模試で成績が伸びないときはどうしたらよいですか」「苦しかったこと、つらかったことはありましたか」といった質問も出されました。

 最後は後輩より花束を渡し、合格のお祝いとお世話になった感謝の気持ちを伝えました。

 後輩からすれば、自分たちと同じ学校生活を送り、実際に合格を手にした先輩の生のことばですから、まさしく「金言」であり、教員が話すことばよりも大きな意味があるのだと思います。

 学年によって理解の度合いは異なるとは思いますが、後輩たちは学習のヒントを手に入れただけではなく、成蹊の教育がめざすものを知り、何よりも大学受験に向けての気持ちを一回り大きく成長させました。中学生のうちからこのような機会を与えられるのが「中高一貫」のたいへん大きなメリットだと思います。
 
 現在、春季休業期間ですがどの学年も課外授業を行っています。本校ではこの時期は生徒たちを、今年度の学年ではなく「新○学年」と扱い、より高い意識を求めます。この「戦績報告会」を終え、在校生もバトンが渡されたことを実感したのでなないでしょうか。

【生徒感想より】

▶新高校3年
○先輩方の頑張りを知っていたからこそとても感じるものがありました。1年後、笑ってこの報告会に出られるよう、今やるべきことを頑張りたいです。
○とても実践的なアドバイスをいただき、とても良い機会でした。来年は自分たちの番であることを再認識し、努力していこうと思えました。

▶新高校2年
○僕は今は勉強しなければならない時期だと「知っている」だけであって、実践できていないことを痛感しました。自分のこれからのことを考え直すよい機会となりました。
○「地道にコツコツ勉強する」「模試の結果が悪くてもあきらめずに復習する」というアドバイスが印象的でした。私も後悔しないように一日一日を大切にしていきたいと思いました。

▶新高校1年
○先輩方と同じように私も英語が苦手なので、アドバイスが聞けて良かったです。私はくやしくて泣いた経験はないので、そのくらい必死でやらなければいけないと思いました。
○確認テストも追試になる私は、今のままぼーっとしていてはだめだと刺激を受けました。いつかできるようになるだろうと考えていた自分の甘さに気付くことができました。

▶新中学3年生
○先輩方がとても苦労してこの場にいることが伝わりました。先天的なものだけでなく多くの努力がこの結果を生んだのだとひしひしと感じました。このような方々が先輩なのだとすごく誇りに思いました。
○大学受験はまだ先のことなので、どんなものかよく分かりませんが、日々、近づいてくることへの心構えは少しできたと思います。悩んだときは先輩の言葉を思い出して乗り越えていきます。

▶新中学2年
○出陣式とは違って、仲良くニコニコと笑い合っている先輩の姿を見て私も5年後は必ず笑顔で卒業したいと強く思いました。私たちのクラスはもっと努力が必要ですが、先輩方のように互いに助け合って成長していきたいと思いました。
○分からないところは早くつぶしておかないと大変なことになるというお話を聞いて、必ず実行しようと強く思いました。今日から先輩方に教わった勉強法を実践し、13期生全員で笑って卒業したいです!