国際理解教育講演会 行われる

2017.10.16  

高校

10月5日(木)国際理解教育講演会が行われました。これは「海外に目を向け、グローバル社会に対応した人材を育成する」ことを目的とし、中学校・高等学校の全生徒、教職員、そして保護者の皆様を対象に、毎年、実施しています。今回は、映像制作会社JANの代表者であり、一般社団法人アジア支援機構の池間哲郎先生をお迎えし、アジアを中心に30年近く活動されてきた国際協力運動の経験を踏まえ、現地の子どもたちの家族愛の深さや生活の様子、そして教育環境等を映像を交えながらご講演いただきました。演題は「懸命に生きる人々~日本人こそ学んでほしい~」と題し、日本人こそ懸命に生き抜く途上国の人々から「命の尊さ、一生懸命に生きる事の大切さ」を学んでほしいとの願いがこもった有意義で貴重な講演会となりました。

以下に生徒たちの感想を掲載いたします。

【特別進学コース生徒感想】

ニュースやドキュメンタリー番組など、貧困にあえぐ人々が世界中にたくさんいることは知識として知っていましたが、今回の講演会ほど印象に残ったものはありません。日本でもハンセン病があまり理解されていない時代、差別や偏見がすさまじいものでしたが、アジアの中で、つい最近までそのような差別が行われていたことにはとても驚きました。しかし、病気から立ち直っていく人々の姿や一般女性を雇ったことによって差別がなくなった地域社会、そういったものに、人間の強さを感じました。私たち3年生はもうすぐ受験ですが、彼らの中には受験するチャンスも、あるいは勉強する場所すらない子どもたちがいることを改めて理解しました。また、これからのグローバル社会、彼らの勉強したいという強い姿勢に負けてしまわないように頑張りたいと思います。最後に、ゴミ捨て場の子どもたちの逞しく生きる姿、何事にも一生懸命な姿勢を見て、自分が何か一つでも一生懸命にやったことはあっただろうか、と考えさせられました。自分が熱中できることを見つけて、それに全力で取り組みたいと思います。

【普通コース生徒感想】

今日、話を聞いてたくさんのことについて考えることができました。ゴミのところで暮らしている人たちの生活は見ているだけでも、とても悲しくなりました。さらに15秒に1人が亡くなると聞いたとき、とても胸が痛くなりました。でもそこの子どもたちの笑顔を見たとき、驚きました。そして自分に腹が立ちました。私はいつも「幸せになりたい。」とかと言ったりします。学校に行けるということは当たり前ではないと思いました。そして最も驚いたのは、生きることをあきらめた人たちの顔でした。でも少しの優しさや勇気で変わることができるのだと思いました。私もそうでしたが、人と一緒なら頑張れるということがあります。私は毎日の幸せに感謝しながら、毎日を精一杯生きたいと思いました。そして、いつか発展途上国の人たちのためにできることを見つけたいと思いました。そして、できることを1つひとつ始めていきたいと思いました。

 

【講演会の様子】

 

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