福島成蹊生は一日の中の多くの時間を学校で過ごします。また、通常の学校では長期休業とする期間も、本校では一週間ほどの休業を除いては登校し、学習やさまざまな活動をするなど、学校を中心とした教育活動を行っています。
通学区域の範囲が広く、生徒は徒歩、自転車、電車、バス、送迎などさまざまな手段で通学しています。電車・バス通学では同路線で通学する生徒も多く、互いに仲良くなったり、通学中は学習や読書など有効に活用できます。
多くの生徒はクラス内に同じ小学校の出身者がいませんが、すぐに友人ができます。なぜなら、みんな同じく一人で入学し、目標が明確で、お互いに共感し合えるからです。上級生もみんな同じ過程を経験してきており後輩のことがよく理解できるので、先輩として適切に導いてくれます。
これまでの成蹊中学校入学者の
出身小学校
現代では「個」を尊重する風潮がありますが、社会で生きるためには「全体観」が必要なことは言うまでもありません。集団の中で自分の役割を果たし、責任を全うできる人間が「個性」を認められるのです。中高の6年間は社会生活の基礎を身に付ける時期です。「きちんとあいさつをする」「制服を正しく着る」「身の回りを清潔にする」「時間や期限を守る」など、社会で当たり前とされることを普通にこなす習慣、価値観が備わるよう指導していきます。