中高一貫教育の最大のメリットは6年後を見据えた統合カリキュラムにより継続的、効率的に学習できる点にあります。
大学入試改革の基本となる新学力観では、これまでの知識・技能の習得はそのままに、加えて、多様な能力や人間としての成長が求められています。
通常、中学校の目標は高校入試ですから、高校入学後に3年間でこういった力を身に付けるには大きな負担がかかります。
本校の総合カリキュラムは6年間の計画的学習の中で、新しい大学入試や次世代に必要とされる力を着実に身に付けるように作られています。
【ポイント】
●一人ひとりの可能性を広げる
●ハイレベルな実力を培う
●希望する進路実現に伴走
継続した指導による学力の伸びが実績に表れています。(令和7年度 中学3年生・15期生)
全員が実用英語技能検定を受験し中学校課程での準2級取得を目標にしています。中学生でも準1級を取得する生徒も出ています。
高校受験がないため、6年後の大学受験を見据えた緻密なカリキュラムを構築し、効率よく授業を進めています。すべての教科で、「オリジナルテキスト」を作成・活用したハイクオリティの授業。そして、生徒一人ひとりの習熟度に合わせた課題や補講体制など、すべての生徒にアプローチできる指導体制を整えています。

小学校4年生から放課後や休日には学習塾に通う首都圏と異なり、成蹊中に入学する生徒のほとんどは普通の小学校で学び、放課後や休日は友人と遊んだり家族と過ごしたり、のびのびと生活してきた子どもたちです。しかし、そんな子どもたちが中学校・高校の6年間で、入学時には想像しなかったような自己実現を果たします。中学から高校にかけての期間は青年期の前半にあたり、人間が身体的、心理的、社会的に大きく成長する時期です。
本校では発達過程に合わせて6年間を3つの段階に分けています。中学1・2年の前期教育期間で価値観や生活習慣をしっかりと身に付けることで人間としての「土台」を作り、そこから中期、後期教育期間と経験値を高めていくことで、受験や社会に出てからの困難に立ち向かうことのできる精神力、生活力を養います。
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基礎と知的教養を得る学び
中学校においては単語や文法、構成などの基礎を徹底するために、語源や文法の成り立ちに至るまで、誤魔化さずに教えています。高校生になるまでにはすべての文法事項は修了しており、大学入試問題の対策をおこなう中で、文化的背景を深く掘り下げながら知的教養を身につけられるよう、工夫して教材を選んでいます。
数学にふれる時間を楽しむ
基礎固めにかける時間と、考えて解く演習の時間を設けることを大切にしています。生徒の持つ疑問に答えること、様々なアプローチを提示することをベースに、大学入試に向けた授業と演習を充実させています。
国語力を高め教養を深める
文章を正確に読み取る読解力と、それを正しく伝えることができる表現力を身につけさせたいと考えています。また、古典を学ぶことによって自国の歴史や文化に興味をもってもらうことと、教養を身につけることによって人として成長してほしいと考えています。
知識をつなげ世界を広げる
歴史でも地理でも公民でも、暗記した基礎知識は単独で存在するだけではなく、有機的につながっています。授業では、生徒が暗記している基礎知識を関連づけながら主体的に知的好奇心を向上させられるよう心がけています。
身近な不思議を科学的に捉える
理科の授業では、身の回りの事物・事象に対し抱いた疑問について、実験や観察を通して思索・思考することの愉しさを感じます。その過程で生徒のみなさんは地頭を鍛え、来たる大学入試問題に対応できる確かな学力を身につけます。
朝読書のススメ
前期教育期間(中学1・2年)では毎朝30分の読書を行っており、100冊の推奨図書を定めています。これらは「伝記」「自然科学」「社会科学」「人文科学」「読み物」の5つの分野から成り、多くの世界へ興味関心を拓きます。
プレゼンテーション能力の向上
社会生活の基礎となるコミュニケーション力を磨くために、本校では中学校課程でプレゼンテーションの機会を多く設定し、基礎学力の一つとして育んでいます。一人ひとりが主体的に考え、討論し、発表する活動を、タブレットやプレゼンテーションソフトの活用も含め、行っています。
ICTが促進するアクティブ・ラーニング
本校では校舎全体にWi-Fiを完備し、全ての教室やスペースで1人1台のタブレットを使用した活動を行うことができます。また、ICTを活かす学習サポートシステムの導入により、効果的なアクティブ・ラーニングの推進が可能になっています。
実践的な難関大入試演習
高校3年生で難関大学合格に必要な質と量ともに徹底した演習を行います。一人ひとりの合格に必要な課題を見つけ、志望大学合格へと導きます。
本校では中学校課程の3年間で39泊53日、高校課程の3年間で28泊37日の宿泊行事があります。さまざまな鍛練的・文化的・探究的行事を通して、生徒は多くの経験を積み上げていきます。主体的な姿勢が生まれ、友人と協働して困難を乗り越えることで大きな達成感を得ていきます。6年間での多くの共通体験は、絆をより深くし、共に高め合い支え合う関係性へと成長していきます。
中学校と高校の合同行事も中高一貫教育の強みです。学年を越えたつながりの中で、後輩は先輩の姿 を通して自分の将来を見ることができ、また、先輩は後輩の模範としての自覚から、それぞれが大きく成長していきます。
「強歩」
中高合同の強歩では、異学年で励まし合い、共に困難を乗り越える力を養います。先輩は後輩を導く 責任感を、後輩は先輩から学ぶ姿勢を獲得し、集団の絆を深めながら、自己の課題に挑戦する自立心 を育みます。
「学習合宿」
学習合宿では、進路実現に向け集団で学習に没頭し、互いに高め合う一体感を醸成します。先輩の真 剣な姿に後輩が刺激を受け、全員が自らの課題に挑戦。高い学習意欲と自立心を育みます。








海や山で学ぶ多彩な校外学習
自然の中で豊かな人間性を育む
福島成蹊の自然体験行事は、ただ楽しむだけでなく、心身を大きく成長させる貴重な機会です。北海道・東北最高峰の燧ヶ岳登山では、仲間と励まし合い困難を乗り越える達成感を味わい、雄大な景色に感動しました。臨海教室では人命救助を学び、命を守る判断力を養いました。またリゾート施設に滞在するスキー教室は、公共のマナーを意識するきっかけになりました。こうした多様な経験が、自立した人間へと成長する糧になっています。
中学3年
佐藤 璃空
[伊達市立
保原小学校出身]
4
月5
月6
月7
月8
月9
月10
月11
月12
月1
月2
月3
月「世界に誇るF-プロジェクト」の新設
福島を舞台とした「体験×探求型教育」であるF-プロジェクトを新設。
企業訪問や施設見学、専門家の講話などを通じて、次世代を生きる子どもたちの「学び続ける意欲と能力」を育みます。
5
月7
月社会情勢によりスケジュールが変更になることがあります。
机上の学びだけでなく国内外の研修旅行や多彩な課外活動を通じて、社会課題に対する関心を深めグローバルな視野を広げることができます。多様な価値観を深く理解し一つではない多くの「答え」を見つけることで、課題解決の力を育み人として大きく成長していける活きた学びを推進しています。


2025.9.15 ▶ 9.17
事前学習として、万博の歴史や最新の技術など予習を行い研修に臨みました。大阪・関西万博EXPO2025で各パビリオンの見学、また55年前に開催された大阪万博の記念公園でパビリオンや太陽の塔内部も見学し、万博今昔をリアルに体感しました。


2025
中学3年生で実施するカナダ研修旅行では、ホームステイや現地校との交流、班別研修などを通して英語力と社会性を育成。多文化に触れ、国際的な視野と主体的に学ぶ姿勢を養います。
※2028年度からは希望者のみの参加となります。


言葉の壁を越えて知った伝える喜びと日本への誇り
たった1週間でも、知らない土地で現地の人と英語で会話して過ごすことの重要さを、カナダでの研修旅行を通して実感しました。日本では文法を気にしがちでしたが、カナダではとにかく話すことに注力しました。おかげで多くの人と交流でき、自信に満ちた気持ちで帰国できました。また、異文化に触れるなかで日本の魅力も再発見。学校で学んだ茶道を披露し、現地の方々に喜んでもらえた経験は、自国の文化に誇りを持つきっかけになりました。
高校1年
佐藤 ゆあ
[伊達市立
保原小学校出身]
ふくしまを知り未来を拓く
震災遺構や語り部講話、フィールドワークを通して東日本大震災と復興の歩みを学び、教訓を自分事として捉え、未来への行動につなげる探究型プログラムです。
復興とは…
さまざまな課題が山積していることを“知る”ことが第一歩です。


教育におけるリベラルアーツとは、「生きた、実践的な教養」を意味します。これまでの学力観では、正解を出せる人が評価されてきました。しかし現実の社会で起こっていることは、一つの正解を見いだすことが難しい問題ばかりです。グローバル社会の中では、民族も宗教も違う人たちが「自分の考えは正しい」と信じて争っています。そこでは「ひとつの正解」よりも「多様性の理解」がとても大切になり、そのためには自分のマインドで考え、自分のハートで感じ、自主的に判断し行動することが求められます。
リベラルアーツを咀嚼し、自分のものとして消化することで広い視野や独自の視点を獲得し、人生がより深く意義のあるものとなる、それこそが「生きる力」と言えるのではないでしょうか。
◆ 芸術・文化体験
作品に触れ、メッセージを汲み取る力=想像力を鍛えることで感性が磨かれていきます。大切なのは「本物」に触れることです。それを見て何を感じ、想像が広がるのか今まで知識として知っていたことが、経験とリンクし、単なる知識が知恵になっていきます。
◆ 茶道教育
国際社会においては異文化を理解することはもちろん、自国の文化を伝えていくことも大切です。本校では裏千家助教を講師に、敷地内の茶室「自蹊庵」にて6年間、茶道教育を実施し伝統文化継承の意識と礼儀作法を学びます。