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創立百周年を前にして石灯籠の寄贈。

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創立百周年を前にして石灯籠の寄贈。

2012.06.27

学園

 故山田広助元理事長令夫人である山田素子様より、来年度に創立百周年を迎えるお祝いとして、そして故山田広助理事長のご遺志として、ご自宅敷地内にあった石灯籠一基をご寄贈いただきました。灯籠は、同じく山田様よりご寄贈いただいた茶室「自蹊庵」の庭に設置することとなり、この度その工事を完了することが出来ました。 中高一貫教育プログラムに取り入れている茶道教育を通し、成蹊教育に資するものとして永く大切に保有させていただきます。【茶室「自蹊庵」】    平成18年、故山田広助元理事長(第5代理事長)の「次代を担う子供たちが日本の伝統文化を学ぶ場として役立てて欲しい」との思いから茶室建物をご寄贈いただきました。茶室は安土桃山時代の茶人・千少庵(利休の養子にして女婿)が関係したもので、元々は京都にあった茶室に由来すると言われています(調査中)。 戦後から故山田英二元理事長(第3代理事長)がこれを所有され、ご自宅敷地内(東京・福島)に据え置いておられました。 頂戴した茶室を3年保管の後、平成21年の福島成蹊中学校開校に併せて復元工事を実施しましたが、茶室披きの折りに裏千家千玄室大宗匠をお迎えし、「自蹊庵」の命名とともに扁額を頂戴しました。【石灯籠】 元々は秋田藩江戸屋敷内にあったものを、戦後から故山田英二元理事長がこれを所有され、茶室同様にご自宅敷地内(東京・福島)に据え置いておられました。 灯籠の材質は万成石(桜御影石)で、その独特な形状から濡鷺型灯籠と言われます。地上高さ約3.4メートルもあり、灯籠としては相当大きなものです。