社会研究クラブの生徒10名が、6月16日㈫、本校の創立記念日を活用して、福島地方裁判所で裁判傍聴を行いました。
裁判はドラマなどではよく見る光景ですが、本物を見るとなると、なかなか敷居が高く感じられます。
「傍聴」は裁判の公開を意味します。「裁判の公開」は裁判の公平性を維持することを目的に日本国憲法でも厳格に定められています。逆に言えば、傍聴する人がいなければ公平性が保たれないということにもなりますので、傍聴も市民の大切な活動と言えるかも知れません。
生徒たちにとってもたいへん有意義な活動となったようです。
【生徒感想】
2年 佐藤汰一
今回初めて本物の裁判を傍聴しました。ドラマなどともまた違う迫力がありました。今回の経験で、裁判員制度のことなども改めて学び、裁判は無縁なものではなく、身近なものだと強く感じました。
1年 平井煌陽
私は今まで実際の裁判はドラマのようなものではないと思っていました。しかし、今回の傍聴で一つひとつの発言からはテレビ番組とは比べ物にならない迫力を感じ、圧倒されずにはいられませんでした。事件における動作や立ち位置などとても細かいところまで証人に質問しており、聞いているだけで現場の状況を明確に想像できるほどでした。被告人がかなり荒れた発言をしている印象を受けましたが、裁判官はそれにも冷静に対応されていました。とても貴重な経験ができたと思います。