10月16日㈯、特別進学コースで「福島フィ-ルドワーク」を行いました。
この行事は「地本・福島について経験的に学び、将来、県外で福島のことを自分の体験として語ることができるようにする」ことが目的です。
東日本大震災、原発事故の後、福島県はさまざまな風評にさらされました。それが実際どのような状況にあるのか。また、福島県本来の魅力はどのようなところにあるのか。特別進学コースの生徒は県外に進学する生徒も多いので、福島のスポークスマンの一人となってくれることを願い、この行事が始まりました。これまでに相馬で実際に獲れた魚を焼いて食べたり、原発関連施設を見学したり、さまざまな活動をしてきました。
今年は猪苗代湖畔の約半周19キロを歩きました。学校を出発したときは雨模様で心配されましたが、土湯峠のあたりから天候が変わっていき、猪苗代湖に着いたときは晴天となっていました。
野口英世記念館を出発し、郡山少年湖畔の村まで約19キロ。猪苗代湖の美しい光景に癒されながら、全員が歩き切りました。
郡山少年湖畔の村では飯ごうで炊飯。班ごとに、カレー、炊き込みご飯、中華丼などを作り、疲れた体には最高の昼食となりました。
特別進学コースは部活動を行っていなく、「勉強漬け」というマイナスイメージを持たれがちです。もちろん、難関大学に合格するには勉強は欠かせません。しかし、それを「漬け」ととらえるかどうかは一人ひとりの意識の問題だと思います。実際、このような行事や探求活動にも力を入れており、仲間、先輩後輩、先生との絆がとても深いことも特別進学コースの特徴です。今回の経験も生徒一人ひとりの今後にさまざまな影響を与えてくれることと思います。