11月7日㈭、高校1年生が福島市歴史探訪を行いました。市内にある歴史の跡を訪問することで、地元への理解を深め、また、歴史の伝道者としての意識を高めることを目的としています。
見学先は4か所です。
「文知摺観音」
文知摺石の伝説から古今和歌集でも歌に詠まれており、江戸時代には松尾芭蕉も「奥の細道」の旅で訪れています。静寂なたたずまいと真っ赤な紅葉が印象的でした。
「宮畑遺跡」
縄文時代の生活の様子を伝える遺跡です。復元された建造物には実際に入ることができました。また、発掘物の展示など、生徒たちは興味深く見学していました。
「医王寺」
平安時代に飯坂をおさめていた佐藤一族の菩提寺で、碑が残されている佐藤継信、忠信は、源義経に付き従い、源頼朝と戦って戦死を遂げたと言われています。やはり、松尾芭蕉が訪れています。
「旧堀切邸」
堀切家からは、民権運動で活躍し、衆議院議長となった善兵衛や、その弟で東京市長や内務大臣となった善次郎など、日本政治に影響を与えた人物が輩出されています。飯坂温泉から引いた名物の足湯も生徒たちは楽しんでいました。
学校がある福島市にこれだけの歴史的名所があることは、なかなか知られていません。今回の研修を通して、生徒一人ひとりが福島の歴史を伝える者としての意識を高めてくれることと思います。





