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「ポーラ美術館コレクション」鑑賞 ~新しい学力の涵養~

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「ポーラ美術館コレクション」鑑賞 ~新しい学力の涵養~

2018.06.12

中高

6月7日㈭ 福島成蹊中学校・高等学校一貫コースの中学1年生から高校3年生までの全生徒が、福島県立美術館で開催されている「ポーラ美術館コレクション モネ、ルノワールからピカソまで」を鑑賞しました。

現在、明治以降最大の教育改革と言われる「高大接続改革」が進められ、現在の高校1年生からは新しい学力の考え方に沿った、新体制の大学入試を受験することになります。本校では中高一貫である強みを生かし、中学生から新学力観を意識した取り組みをしています。

「新しい学力」では、これまで重視されてきた「知識・技能」に「思考力・判断力・表現力」と「主体性・多様性・協働性」を加えた「学力の三要素」によって「確かな学力」が養われるとされています。では、それらはどのように養えばよいのでしょうか。

リベラルアーツという言葉を耳にしたことがある方も多いと思いますが、教育におけるリベラルアーツとは「生きた、実践的な教養」を意味します。リベラルアーツは自分を多様な世界へと解き放つ入り口にもなるといわれています。思えば、以前にハーバード大学院生(HBS)との交流事業でも、大学院教授の竹内先生はビジネススクールの学生たちに、専門的な研究だけではなく、広く見識を広げよと「教養」の大切さを伝えていました。成蹊の中高一貫コースでは、このリベラルアーツ教育が新しい学力観を身につける重要な土台になると考えています。今までにも読書や茶道などに取り組んできましたが、今年度からは新たに芸術・文化体験を取り入れました。今回のように地元での機会は言うまでもありませんが、首都圏や仙台などで行事を行う際には美術館や博物館の訪問をプログラムに入れ、「本物」に触れる体験を多くしていきます。

芸術家は一つの作品を通して何を伝えようとしているのでしょう。その作品に触れ、メッセージをくみ取る力(想像力)を鍛えることで感性が磨かれていきます。生徒たちは「本物」に触れることで「何」を感じて、どのような「想像」が膨らんだのでしょうか?感想を聞くのがとても楽しみです。

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