1月25日㈫・26日㈬にアルツ磐梯スキー場で中学1・2年生がスキー教室をおこないました。
スキー教室は生徒がもっとも楽しみにしている行事の一つです。本来は2泊3日ですが、感染症の社会的状況等をふまえ、2日間の日帰りにプログラムを変更して行いました。
レッスンはスキル別に4つのグループに分かれて行います。
ディビジョン4は初心者です。
スキー靴の履き方からスタートし、スキーでの雪上の歩き方、基本姿勢、緩斜面での滑り…と学び、2日目の最後にはリフトに乗って、なんと中級ゲレンデを(何とか)降りてきます!中学生の上達スピードはすごいです。
ディビジョン3は経験者。一応、ゲレンデには出られるレベルです。このグループは理論的に基礎を学びます。ターンの技術を中心に、スピードをコントロールし、安定してすべる技術を習得します。
ディビジョン2は中級者、ディビジョン1は上級者なのですが、今回は該当者が少なかったため、合同でレッスンを行いました。このレベルになると上級ゲレンデでも安定したすべりをしますので、指導資格のある本校教員が個別レッスンを行い、上達をはかりました。
スキー教室の目的はスキルアップだけではありません。「リゾーターとしての態度やマナーを身につける」ために、本来は一流リゾートホテルである星野リゾート磐梯山温泉ホテルに宿泊し、夕食時はセミフォーマルに着替えてマナーを意識した食事をし、他のお客様がいらっしゃる中での入浴や夜間の生活のあり方についても体験的に学びます。
また、「自然と共生する生き方について考える」「生涯スポーツへの起点を探求する」ため、夜間には自然破壊についての動画の視聴や、ある年にはホテルの支配人の方から星野リゾートの自然環境に対する考え方を講演いただいたこともありました。
磐梯山温泉ホテルはホテルとしての格付けや、目の前がすでにゲレンデという理想的な環境など、本来、中学校のスキー教室でお借りできる施設ではないのですが、このような本校の理念に賛同いただき、さまざまにご支援いただいています。今年は集会、レンタル、昼食のみに利用させていただきましたが、生徒たちは、いずれこのようなホテルに宿泊したいと感じたことでしょう。
ほかにも「バッジテスト」や、一人ひとりの滑りを撮影して夜間に反省会を行うなど、実施できないプログラムが多々ありました。前日にプログラム変更を生徒たちに伝えたときには落胆の色は隠せないようでしたが、活動中はとてもよい表情を見せてくれました。ぜひ、動画をご覧ください。
ここ数年、感染症の影響での中止や、暖冬の影響で実施場所の変更など、従来のプログラムを実施できておりません。今回も「中止」の2文字が頭をよぎりましたが、磐梯山温泉ホテルのスタッフの皆様はじめ、多くの関係者の方の多大なるご協力、そして保護者の皆様のご理解をいただき、なんとか実施することができました。この場をお借りして感謝申し上げます。
YouTube福島成蹊学園公式チャンネル「令和3年度スキー教室」
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