11月11日㈮ 第2日
8:30 広島平和記念公園・資料館
平和講話(追悼記念資料館)
12:33 JR広島駅発(みずほ607号)
13:34 JR博多駅着
15:10 吉野ヶ里遺跡
18:10 宿舎(長崎)着
2日目は、午前中広島平和記念公園・資料館、午後は佐賀県の吉野ケ里遺跡の見学研修を行い、中国地方から九州地方の5県をまたいでの長距離移動日となりました。
広島市の朝は爽やかな秋晴れに恵まれました。そして人類史上、初めて原子爆弾が投下された8月6日の朝も快晴だったそうです。気持ちの良い朝でしたが当時のことを考えると複雑な気持ちなりました。生徒達には五感を研ぎ澄まし原爆の悲劇を脳裏に焼き付け、この研修を機に恒久的な世界平和を願い、築くための資質を養ってほしいと期待しています。
広島平和記念公園・資料館では世界遺産である原爆ドームをはじめ、原爆供養塔、原爆の子の像、被爆体験証言者のお話、そして資料館見学研修の中で、目を覆い、耳を塞ぎたいほどの惨状を目の当たりにし、心が痛み、辛く悲しくて気持ちが落ち込んだことでしょう。生徒達は一つひとつの展示に時間をかけ熱心に学びを深めていました。
また、午後からは山陽新幹線で博多へ移動し、博多からはバスで吉野ケ里遺跡に向かいました。広大な敷地に弥生時代後期後半(紀元3世紀頃)の建造物が復元整備されており、その大きさに圧倒されました。我が国の歴史のルーツに触れる歴史ロマンあふれる研修となり、2日目の研修は終了しました。
3日目は、午前中に長崎平和記念資料館と原爆資料館、午後は世界遺産である軍艦島クルーズが予定されています。3日目も天候に恵まれ、有意義な研修となりそうです。
生徒達は全員元気に過ごしており、体調不良者はおりません。
以下に2日目の生徒感想を掲載いたします。
明日も研修旅行3日目レポートをお楽しみにしてください。
【生徒感想 広島平和記念公園・資料館】
松井 美空
この場所に沢山の遺体があったと話を聞いたとき、自分の立っている場所にもきっと亡くなった人がいたと思うと、心が苦しくなった。被爆された方のお話を聞いて、改めて核兵器をなくすこと、世界平和の重要性を知れた。事前指導で出されていた問いへの答えが固まってきた。
鈴木 涼太
原爆による被害は思ったよりひどく、生々しい写真や遺物を見て、当時の状況を想像するだけで心が痛くなった。人生で初めて平和について非常に真剣に考えるよい機会になった。
小島 瑠斗
今回被爆体験証言者の山瀬さんのお話を聞き、戦争の残酷さや悲しさ、そして被災者の人達がどのような経験をしたのか、また今までどのような気持ちで過ごしてきたのか理解することができ、どれだけ今の生活が幸せであるか改めて実感できた。
【生徒感想 吉野ケ里遺跡】
西村 旭陽
ここでは人の社会の形成や社会の仕組みの起源について考えさせられた。遺跡は思ったよりおおきく、ここに住んでいた人がどのような営みをしていたのかを想像すると、ロマンを感じた。





