11月13日㈰ 第4日
9:40 長崎歴史文化博物館
11:15 日本二十六聖人記念館
12:15 昼食(長崎新地中華街)
13:10 出島(和蘭商館跡)
14:10 軍艦島デジタルミュージアム
15:10 グラバー園
20:30 宿舎着
4日目は、午前中に長崎歴史文化博物館と日本二十六聖人殉教地記念館を、午後は出島(和蘭商館跡)、軍艦島デジタルミュージアム、大浦天主堂、グラバー園と長崎市内で見学研修を行い、その後宿泊先のある福岡市へ長距離移動となりました。
朝は曇り空でした。降水確率は午前中50%、午後20%程度でしたが、午前中時々パラパラと降る程度であり、滞りなく研修を終えることできました。
長崎歴史文化博物館では、江戸時代から近代にかけて海外の交流に関する資料を扱っており、西洋文化伝来、貿易等において出島と長崎奉行所が果たしていた役割等について、展示資料パネルや模型を通して深い学びができました。
日本二十六聖人殉教地記念館では、時の幕府によるキリスト教迫害によって生じた殉教者たちの悲劇、そして信徒発見に至るまでの歴史的背景を学ぶことできました。特にマネージャー宮田先生の教養に富んだ軽快な説明は素晴らしく、歴史にうとい人をも虜にしてしまうほどで生徒達にとって実り多い学習機会となりました。
出島(和蘭商館跡)では、出島の街並みがほぼ復元されており、歴史的価値の高いこの地に実際に足を踏み入れることで歴史ロマンを感じました。
軍艦島ミュージアムでは、立入りが許されない風化の著しい場所や炭鉱での作業、そして生活の様子を最新の映像技術を活用して垣間見ることができました。
グラバー園では、グラバー商会を設立し、近代的な技術を用いた修船場の建設や石炭採掘の開設、そして世界遺産の大浦天主堂の建立等にも協力をされたというトーマス・ブレイク・グラバー氏の日本最古の木造洋風建築の邸宅を見学することができました。
下に生徒感想を掲載いたします。是非ご覧ください。
全員元気で、体調不良者はおりません。
5日目は研修旅行最終日になります。午前中に太宰府天満宮に参拝し、午後は福岡から帰路につき、夕方福島へ戻る予定です。 最終日も有意義な研修にしてまいります。
【生徒感想 長崎歴史文化博物館】
有賀 保乃香
他国から食料だけでなく、文化や技術なども取り入れて日本中にそれらを伝えた重要な場所だと分かった。今の医学や科学技術は出島から伝わっていると思うと、すごいと感じた。 また、漆器や家の造りが和と洋が混ざっていて興味深かった。
【生徒感想 日本二十六聖人殉教地記念館】
石原 玲
かなり衝撃的だったのは、キリスト教の信者がみんな外部の圧力に屈せず、信仰を貫いたわけではないということであった。役人の拷問に耐え兼ね、泣く泣くキリスト教撲滅に加担せざるを得なかった者が少なくないそうである。自分がもしキリスト教信者であったら、すぐに踏み絵を踏んだであろうし、命を優先して隠れキリシタンになることもできないと思う。
【生徒感想 出島(和蘭商館跡)】
吉野 鼓
出島については、日本史で貿易の拠点であったということしか知りませんでした。実際に出島に行って、街並みや生活の様子が見ることができて興味深かったです。
【生徒感想 軍艦島ミュージアム】
齋藤 莉桜
VRでの軍艦島を体験しました。VRの映像はドローンを使って立入禁止エリアを撮影したものだそうです。映像では、建物の中は風化が進んでいて瓦礫でいっぱいでした。貴重な体験ができました。
【生徒感想 グラバー園】
佐藤 愛夏
トーマス・ブレーク・グラバーさんは21歳で長崎に来て、蒸気機関の導入だけでなく近代漁業の礎を築いたり、留学の援助、造幣局や企業設立など、多くの活躍をされた偉大な人物であることを理解できた。





