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令和4年度 第2回教育講演会が開かれました

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令和4年度 第2回教育講演会が開かれました

2023.02.17

中高

 2月16日(木) は中高一貫コースで年に2回実施されています教育講演会が開かれました。
 教育講演会の目的は「第一線で活躍されている造詣の深い先生方からの講演をいただき、学問的興味関心の裾野を広げるとともに、知識、教養を養う」というものです。
 
 今回の第2回の講演会では、防衛医科大学校臨床検査医学講座 助教 の桂田由佳(かつらだ ゆか)先生をお招きし、先生がこれまでに経験されたことの中から、下の演題でご講演いただきました。

演題「医官の仕事に活きる学生時代の経験

 桂田先生は宮城県のお生まれで、中学卒業後に宮城県の私立古川学園高等学校に入学しました。そこで現本校校長の本田先生と出会い、“燃える進学教育”の指導スローガンのもと高校生活を送り、そして東京大学や気象大学校、防衛医科大学校に合格し、防衛医科大学校に入学しました。現在は医学博士として防衛医科大学校臨床検査医学講座助教‐病理医として勤務されています。
今回の講演会は高校時代のご縁があって実施されました。

講演の具体的な内容は
 ①高校時代のこと
 ②防衛医科大学校のこと
 ③医官の仕事
 ④病理医の仕事
についてです。

高校時代のお話では、福島成蹊の生徒と桂田先生との学生生活には近いところが多く、生徒たちは食い入るように講演を聴いていました。中でも、高校時代のつらかった経験が現在の仕事や生活にどのように活きているのかをお話しいただいているときには生徒たちが頷きながら聴いている様子が見られました。
本校でも実施されている強歩などの行事(鍛錬に重きをおくもの)は、ともすれば時代錯誤などと揶揄されることもありますが、実際にやりきった生徒や卒業生からは「あの大変さを経験したことがあったから乗り越えられた」と言ってくれています。中学・高校生という若い時期に苦労を乗り越えた経験はその生徒をたくましくします。

また、普段の生活ではなかなかイメージすることもできない防衛医科大学校の学生の生活や、卒業してからの生活や仕事内容についても教えていただき、生徒たちにとって非常に貴重なお話を聴くことができました。

講演後には生徒たちから質問をさせていただき、代表生徒がお礼の言葉を伝えました。

講演を聴いた生徒たちの感想の一部を紹介します。
「学生時代の経験はこれからの将来や仕事に活かせるものと聴いて、私もいろいろなことに挑戦してみたいと思います。」
「今回のお話を聴き、医療分野への関心が生まれました。今回の講演を参考に、自分の将来について考えていきます。」


今年度の教育講演会はこれで終了となりますが、次年度以降も生徒たちの学問的関心の裾野を広げ、教養を養ってまいります。