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令和5年度 一貫コース研修旅行 第3日 ダンカン

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令和5年度 一貫コース研修旅行 第3日 ダンカン

2023.11.14

中高

11月13日㈪ 第3日 
  8:45 クオリティインダウンタウンインナーハーバー集合
  9:15 カウチンカルチャラルセンターへ出発
 10:05 マラハットで記念撮影
 10:55 ダンカン地区到着
 11:10 カウチンバレー博物館見学
       ダンカン地区散策(ガイド付き)
 13:00 ダンカン地区発
 14:05 クオリティインダウンタウンインナーハーバー着
        学校交流の準備
 16:00 ホストファミリー宅へ
        ホストがお迎え


【朝の集合~マラハット】
 昨日の日曜日は,ホストファミリーと様々な過ごし方をしていたようです。多くの生徒は,郊外にある大きなショッピングモールに連れて行ってもらい,買い物を楽しんでいたようです。中には,ホストファミリーの仕事に同行し,カナダの老人介護の仕事を見学させてもらったり,ホストファミリーの家族と庭で過ごしたりと様々な体験をしていました。ホストファミリーとの会話は,拙い英語ながら自分の意思を表現しようとチャレンジしていたようです。日曜の経験を通じて,少しホストファミリーとの距離が縮まったようでした。体調については,全員良好で現地VIECのスタッフも,多くの団体を扱っていましたが,体調不良者が誰もいなかったことは珍しいようで驚いていました。
 本日は,先住民の文化を体験するため,ダンカンへとバスで向かいました。ビクトリアからダンカンまでの道のりの途中に,マラハットという高台から見える絶景ポイントがあります。マラハットから見える景色は,日本ではお目にかかることのできない氷河地形が作り出す入り江が一望できます。貴重な絶景を短い時間ではありましたが堪能することができました。ちなみにマラハットでは,2021年にスカイウォークという新し観光名所がオープンしたようです。木々に囲まれた自然豊かなマラハットに地上10階建て相当の高さの塔が建設され,絶景を楽しみつつ様々なアクティビティを体験することができる施設のようです。

【ダンカン地区】
 ダンカン地区では,先住民の暮らしを知るため,ダンカンの街を散策し,VIECスタッフが準備した地図を参考に街中にあるトーテムポールを探しました。人口5000程度の小さな地区ではありますが,街中には大小様々,表情豊かなトーテムポールが点在していました。世界で最も長いトーテムポールもあり,その重量は7tだそうです。また,トーテムポールの一番上に鷲が飾られているトーテムポールがありました。これはファーストネーションの間で,人々の頭上を鷲が通ると幸運であるという言い伝えを現したもののようです。また,多くの生徒が購入したのがドリームキャッチャーです。蜘蛛の巣のを表現した糸が,持っている人の悪夢をとらえて防ぐことを願って作られています。今日購入したドリームキャッチャーが皆さんを悪夢から守ってくれることと思います。ダンカン地区では,ホストファミリーが準備したランチボックスを食べました。各ホストファミリーによってさまざまなものがありましたが,生徒たちが戸惑っていたのが,皮が剥かれていないリンゴでした。リンゴ丸ごと1つにかぶりつく経験がなかったためか,どこまで食べればよいのか,どこからが芯なのか…。戸惑いながらも,残さずすべて完食していました。

【ビーコンヒルパーク(マイルゼロ)】
 ビクトリア市民の憩いの場であるビーコンヒルパークの南端にマイルゼロのモニュメントがあります。マイルゼロとは,カナダを東西に横断する幹線道路の起点を現しています。つまり,広大な国土を持つカナダの幹線道路の起点が,このモニュメントの場所であるということです。また,そのモニュメントの後ろには,骨肉腫を患いながらもカナダ横断の「希望のマラソン」を行ったテリー・フォックスの像があります。
 マイルゼロ地点は,バンクーバー島の最南端であり,対岸にはアメリカ合衆国のシアトルを遠くに眺めることができます。日本では感じることのできない国境について,考えさせられる景色でした。ちなみに現地VIECの情報によると,晴れていないと対岸のアメリカ合衆国を眺めることができないのですが,この日は雨期のバンクーバーでは珍しく晴天。どうやら運にも恵まれてきたようです。

【バスオリエンテーション&学校交流最終準備】
 ダンカン地区から帰ってくると,VIECスタッフから明後日のビクトリア市内研修で利用するバスの乗り方についての説明を受けました。海外でのバス乗車に不安もありますが,一度乗ってしまうと非常に便利な公共交通機関です。我々教員も,市内バスに最初に乗車した時には,戸惑いや緊張もありましたが,慣れてしまうと市内を移動する便利なものと思えるようになりました。ぜひ勇気を振り絞って挑戦してほしいと思います。また,ホストファミリーの迎えが来るまでの間,明日のセントアンドリュース校との交流の最終確認をしました。英語のプレゼンで不安なところは,現地のVIECスタッフのアドバイスを受けていました。カナダ研修旅行の準備で最も時間を使ってきました。明日はその成果を十分に発揮してほしいと思います。