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第3回 東京薬科大学高大連携活動

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第3回 東京薬科大学高大連携活動

2023.08.23

高校

 8月4日(金)に本校生徒が、東京都八王子市の東京薬科大学生命科学部を訪問し、第3回東京薬科大学高大連携活動を実施しました。

 この活動は,一般社団法人 三菱みらい育成財団の高等学校が実施する「心のエンジンを駆動させるプログラム」の支援により行っています。

 今回は本校普通理系コースの3年生4名、2年生6名が参加し、東京薬科大学生命科学部の熊澤義之先生,時下進一先生,佐藤典裕先生から直接御指導いただきました。

 先ずは,熊澤先生から本日の実習に関する説明をいただき,本校で育てた小麦のタンパク質成分,タンパク質含有量を調べることを目的に,①SDS―ポリアクリルアミドゲル電気泳動,②タンパク質の定量の実習を行いました。

 午後からは電気泳動とタンパク質の定量実験を同時進行で進め,その合間の時間を活用して,熊澤義之先生の研究室と昨年度高大連携活動でお世話になった藤原祥子先生の研究室を見学しました。熊澤先生の研究室では,オオミジンコの研究に関するお話を聞き,オオミジンコを顕微鏡にて観察させていただきました。藤原先生の研究室では,藻類(クロレラ,円石藻など)を培養している装置等を見せていただきました。両研究室とも興味深い内容で,大学での研究活動の一端に触れることができました。

 研究室見学後に,電気泳動の結果,タンパク質の定量結果をまとめました。どのグループも電気泳動については,予想通りの結果を得ることができました。

 最後に,本校の小麦とミミズの関係を調べてきたグループの代表者である菅野大智君が,自分たちの取り組みについて口頭発表しました。先生方、先輩方の前で大変緊張しましたが,最後まで発表することができました。発表後の質問では,佐藤先生や熊澤先生から基本的な部分の質問から土壌のpHの測定方法など専門的な質問まで様々な質問をしていただきました。課題も多く指摘され,今後の研究のヒントをたくさん見つけることができました。

 今回の活動に参加した生徒たちの感想の一部を紹介します。

〇人生で初めて大学に行き,実習をしたのでとても緊張しました。実習内容や実習に使用する器具の全てが私にとって初めてで,上手くできるかずっと不安でした。何とか最後までやり遂げられたので,とてもうれしかったです。

〇今回の実習でさらに勉強に対する熱意が高まり,研究に力を入れて頑張りたいと思いました。

〇先輩たちの生き生きしている姿を見て,私も先輩たちのようになるために頑張って勉強したいです。

〇この活動は学ぶことがたくさんあって,自分にプラスになるので,これからは積極的に参加していきたいと思います。

 たいへん充実した活動となりました。東京薬科大学の先生方,先輩方,本当にありがとうございました。