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春季学習合宿(中高一貫コース)第4日目(最終日)

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春季学習合宿(中高一貫コース)第4日目(最終日)

2021.03.20

中高

 3泊4日の学習合宿も始まってしまうとあっという間です。それだけ合宿の時間は濃密に流れます。

 学習合宿の大きな目的は「学習に真剣に向き合う心」を作ることです。そのために重要な役割を果たすのが、毎晩行われる「集会」です。

 集会ではその日の講評に加え、校長先生や担当の先生から、さまざまな講話があります。特に校長先生は話題が多岐にわたり、歴史や科学、文学などの学問的な話や、卒業した先輩のエピソードなど、さまざまな切り口から学業や自己実現の本質に迫ります。

 また、集会ではその日に行われたテストの上位者の氏名が読み上げられます。呼ばれた生徒は返事をして起立し、他の生徒や先生型から拍手をもらいます。下の写真で立っている生徒は悪いことをしたのではありません、その正反対なんです。

 これは「努力は賞賛されるべき」だからであり、スポーツや芸術での優勝者、入賞者が表彰台の上で拍手をもらうのと同じ事です。その背景には「学力は先天的なものではなく、努力によって変化する」という考えがあります。拍手を受けた生徒は自分の努力に自信を持ち、一方、拍手をもらえない生徒は自分を見つめ直すことになります。その「悔しさ」は次への一歩です。

 わずか4日間の合宿ですので、ここで劇的に学力が向上するわけではありません。しかし、心、気持ち、姿勢、といった内面が変化するのに必要なのは「きっかけ」であり、長い時間は必要ありません。合宿で成長した心、気持ち、姿勢で、また日常の一日一日を送っていくことに意義があるのです。