福島成蹊中学校・高等学校 福島成蹊中学校・高等学校

HOME

News & Topics

第3回実用英語技能検定結果と本校の取り組み

News & Topics

第3回実用英語技能検定結果と本校の取り組み

2021.03.26

中高

 2020年度第3回実用英語技能検定の二次試験の結果が発表され、中高一貫コースnの結果は以下の通りでした。

 2級(高校卒業程度)合格
   6名〔中1・1名 中2・1名 中3・1名 高2・3名〕
 
 準2級(高校中級程度)合格
   3名〔中2・1名 中3・2名〕
 
 3級(中学卒業程度)合格
  11名〔中1・8名 中2・3名〕
 
 4級(中学中級程度)合格
   7名〔中1・7名〕

 これまでのトータルの取得状況は下のPDFデータをご覧下さい。

 本校では実用英語技能検定の取得に力を入れています。中学時に準2級、高校時に2級以上という、標準を上回る目標を設定し、原則、年3回行われる検定試験を毎回受験しています。

 今年度初めて行われた「大学入学共通テスト」では、外部試験による英語4技能(「読む」「書く」「聞く」「話す」)の評価と筆記試験の導入が改革の柱でしたが、どちらも先送りとなり、英語においては従来の「読む」「聞く」の評価にとどまりました。

 しかし、私大や国公立二次試験では、英検2級以上は有利になるケースが多く、得点に加点されたり、英語が満点扱いになったり、受験機会が増えたりなどさまざまな優遇措置があります。大学受験において「4技能重視」の姿勢は変わってはいません。

 また、今後、グローバル化がさらに進展することは常識であり、もはや英語によるコミュニケーションは、社会で活躍するための「特技」ではなく「条件」となっています。21世紀を生きるための基本的技能と言っても過言ではないでしょう。

 高校の目標である「2級以上」は、準1級や1級も積極的に受験を推奨していることを意味しています。

 「準1級」は文部科学省が、中学高校の英語教員に取得を推奨するレベルですが、本校では今年度は高校3年生2名、中学3年生1名が準1級を保持しています。第3回では7名がチャレンジしましたが、残念ながら不合格。しかし、中学3年生で一次合格まであと1点だった生徒もおり、次回に期待がかかります。

 世界にはさまざまな言語があり、一つ一つがその国や地域の文化を表すかけがえのないものです。以前、国際理解教育講演会で講演していただいた、世界数十カ国を歩いているNPO法人の方が「どの国に行っても英語を話せる人は必ずいる。英語があらゆる人とのコミュニケーションの第一歩です」とおっしゃっていました。大学入試に終始せず、その先を見た学びの姿勢が大切です。

2020年度 実用英語技能検定 中高一貫コース 学年別取得者数(率)