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強歩を実施しました

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強歩を実施しました

2021.05.23

中高

 5月15日㈯、強歩を行いました。

 「強歩」は長距離を歩くことで心身を鍛えることを目的とした行事で、中高一貫の生徒全員が参加します。昨年はコロナ禍のため中止となりましたが、今年は感染症対策に十分留意しつつ、2年ぶりの実施となりました。

 今年のコースは学校と福島市西部にある「四季の里」の間の往復。約28kmを6時間をかけて歩きます。

 コースは交通安全を重視し、車両が通らない荒川沿いの道が中心です。また、目立つようにたすきをかけています。このたすきは終了後には完歩の証となります。

 当日は天候にも恵まれ「強歩日和」となりました。中学生から高校生まで縦割りの班で歩きますので、例年でしたら、普段あまり話さない先輩・後輩や先生方とも色々な会話をして親睦を深める機会でもあります。しかし、今年度は感染症対策のため、会話は禁止。黙々と歩き続けます。

 四季の里で昼食をとり、元気が回復したものの、ダメージは少しずつたまっていきます。復路はあちこちの痛みとの戦いとなる生徒もいます。特に、初めての体験となる新入生(今年は中2生も初体験でしたが)は心が折れそうになります。そんなとき励ますのは先輩の役割。声をかけたり、荷物を持ってあげたりしながら、少しずつゴールの学校に近づきます。

 そして、全員が無事に完歩!

 つらくなると、足を前に出す以外の事は考えられなくなります。それでも、あきらめず進んでいれば、いつかはゴールにたとりつきます。ある卒業生は、そんな強歩の体験と大学入試は同じだったと言いました。そしてそれは大学入試だけではありません。生きていれば様々なつらさ、苦しさがありますが、逃げなければいつか喜びに変わる、その縮図が強歩なのです。

 新入生は強歩を経験してはじめて「一貫生」になると言われます。今年も多くの一貫生が誕生しました。

 YouTube福島成蹊学園公式チャンネルに動画がありますので、ぜひ、ご覧ください!

 福島成蹊学園公式チャンネル→こちら