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一貫コース(高校)研修旅行 第1日 長崎平和公園他

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一貫コース(高校)研修旅行 第1日 長崎平和公園他

2021.11.01

中高

 本校では海外研修旅行を行っており、一貫コース(高校)はカンボジア・ベトナムが本来のプログラムとなっています。しかし、コロナ感染症に関わる状況で海外渡航ができませんので、今年度はできる限りコースの特性を活かしたプログラムで国内研修旅行を実施します。
 一貫コース(高校)は「九州北部方面」4泊5日で研修を行います。

11月1日㈪ 第1日
 21:30 学校発(貸し切りバス)※10/31
 10:00 羽田空港発(JAL607)
 12:00 長崎空港着
 14:20 長崎平和公園・原爆資料館見学
       平和講話
 18:00 宿舎(稲佐山観光ホテル)着
 夕食後   稲佐山より長崎夜景見学

 長崎空港の搭乗口で待っているお客さんの中には、半袖姿の方もいたことから予感はしましたが、空港の外へ出た一歩目から九州のイメージ通りの暖かさを感じました。

 空港近くのホテルで昼食を取った後で、長崎市内へと移動し、平和講話を聴くプログラムから研修初日はスタートしました。一貫コース9期生は、追悼平和記念館の研究室にて、講師であり、原爆の被害者である計屋道夫(はかりやみちお)さんの講話をおよそ1時間にわたって聴きました。計屋さんは小学校2年生のときに、自宅で夏休みの宿題に取り組んでいた時に被爆されたそうですが、奇跡的に大事に至りませんでした。この奇跡が計屋さんの心を苦しめることになった、とおっしゃられたことが大変に印象に残りました。また、生徒のアメリカを許すことができたか?という質問に対して、許すことはできないが、アメリカは私のものの考え方や生活を変えてくれた国でもある、という返答にも我々は深く考えさせられました。

 その後、追悼記念館にて黙祷を捧げ、原木資料館の見学、平和公園での散策を経て、1000万ドルの長崎市の夜景が楽しめる稲佐山にある本日の宿舎へと向かい、夕食(サプライズの誕生日パーティーつき!)を食べ、初日の研修は終了しました。明日からは生徒の声もお届けします。

 最後に、担当者が印象に残った平和講和の一節を紹介します。
「平和な日本を作れる政治をして欲しい。」
高校2年生の9期生はまもなく選挙権を得ます。