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令和3年度 弁論・ディベート大会

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令和3年度 弁論・ディベート大会

2022.01.05

中高

 12月23日㈭に中学校の弁論・ディベート大会を行いました。

 この行事は、現代では不可欠と言われる「プレゼンテーション能力の向上」と「現代社会の諸問題への関心を高める」ことを目的に行っています。

 中学1・2年生はクラス予選を勝ち抜いた6名が弁論を発表しました。

「日本語の乱れ」赤間玄(1年) 最優秀賞
変化は言語の宿命だが、言語は公共のものであるのでズレを小さくする努力はしなければならない。伝統を守りつつも変化を受け入れる柔軟性が必要。

「地域に関わる」岡愛理(1年)
あいさつやゴミ拾い…地域はそこに住む方々によって守られていることに気付いた。自分も恩返しのため、小さな一歩かもしれないが踏み出したい。

「伝統文化をつなげる」中島恋(1年)
4歳から民謡を習っていたが、伝統芸能を次の世代につなぐ人が減っていると実感する。国の誇りである伝統芸能を若者が興味を持って接する機会を作っていきたい。

「広い視野を持って」ウォード琴乃(2年)
物事には自分が気付いていないさまざまな側面がある。加害者にならないため、情報を適切に判断し広い視野を持って生活することが重要。自分自身を疑ってみよう。

「違いを認め合う」草野美有(2年)優秀賞
「区別」は合理的な区分けだが「差別」は違いに感情で優劣をつけること。差別を無くすには、一人ひとりが違いを受け入れて理解し認め合うことが必要。

「長生きしやすい未来へ」渡邉翔子(2年)優秀賞
高齢者にとっての「健康」とは「自立して生きること」。私達、若者はいっしょに運動をすることで、高齢者の心と体の健康を保ち、自立できる未来を作っていこう。

 たいへんレベルが高く、例年にない僅差で受賞者が決定しました。

 中学3年生は選抜メンバーがディベートマッチを行いました。

 ディベートは一つの論題に対し肯定側と否定側に分かれて論戦を行うものです。自分自身の意見とは関係なく、論理の組み立てや話術による「説得の技術」を競う競技です。観戦者の投票によって勝敗が決まります。

 今年の論題は「日本はすべての飲食店に対して、店内での全面禁煙を義務付けるべきである。電子たばこ・加熱式たばこの使用も禁止する」です。
 
肯定側立論
①受動喫煙を減らすことができる
②人命のため「吸わない権利」が優先
③電気タバコが無害か証明されていない

否定側立論
①喫煙者の幸福追求権
②たばこ税は有効活用されている
③電気タバコは法律的にたばこ扱いではない

 質疑応答の熱戦が繰り広げられましたが、勝利チームは「否定側」!両チームですばらしい戦いを見せてくれました。

弁論・ディベートの様子を動画でどうぞ!
 福島成蹊学園YouTubeチャンネル「2021弁論・ディベート大会」→こちら