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令和4年度第1回リベラルアーツ教育「能楽おもしろ講座」

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令和4年度第1回リベラルアーツ教育「能楽おもしろ講座」

2022.07.16

中高

 7月14日(木)の5,6校時目はリベラルアーツ教育として、「能楽おもしろ講座」を開催しました。

 そもそもリベラルアーツ教育とはなんなのか。それは現代社会の様々な問題に立ち向かうための“総合力”を養う教育、あるいは広い意味で教養を養う教育のことです。
 
 今回は、詩、劇、舞踏、音楽、美術等の様々な要素が融合した日本の古典芸能である「能」に触れ、「能楽」への理解を深めるとともに、自国の文化を尊ぶ姿勢を養うことを目的としました。

 講師としてお招きしたのは河村能舞台のみなさんです。本場京都よりお越しいただきました。

 今回の「能楽おもしろ講座」は、単に「能」を観るだけの芸術鑑賞教室とは異なり、まず初めにその歴史や起源についてお話をいただきました。その次は、実際に用いる楽器を演奏させていただいたり、衣装の試着などもさせていただいたりしました。体験型の講座ということもあり、「やってみはる人~?」という河村先生の投げ掛けに対して、私もやってみたい!と多くの生徒が手を挙げておりました。そして最後はいよいよ鑑賞です。知識が増え、身体で学んだあとの「能」に対し、会場全体が緊張感に包まれその鬼気迫る演技に圧倒されていました。

 鑑賞後には、この貴重な経験に対して代表生徒がお礼の言葉をお伝えし、河村能舞台の方々に感想文を送ることにしました。生徒たちの感想の中には、
「間近で演技を観ると、緊張感と恐怖で圧倒されつつも感動しました。」
「数百年にわたる能の歴史に対し、驚きと感動を覚えました。」
「能を通して豊かになった想像力を今後に生かしていきたいです。」
などの言葉からわかるように、様々なことを感じていたようです。生徒たちは知識や感性を豊かにすることができました。

河村能舞台のみなさま、この度は貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。