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福島県算数・数学ジュニアオリンピック2022の表彰がありました!

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福島県算数・数学ジュニアオリンピック2022の表彰がありました!

2023.02.24

中高

 令和4年10月23日㈰に行われた「福島県算数・数学ジュニアオリンピック」の校内表彰が行われました。

 「福島県算数・数学ジュニアオリンピック」は福島県教育委員会が主催し、「算数・数学に関する学習意欲の更なる向上を図るとともに、知識・技能を活用して課題を解決する力を育成する」ことを目的に開催されています。

 小学生の部と中学生の部が設定されており、本校からも複数名の生徒が参加しました。その結果、中学2年生の寺島史恩さんが「銅メダル」に、中学3年生の星琴音さんが「奨励賞」を受賞しました!また、学校としても「優秀学校賞」を受賞いたしました。

 数学は大学入試では合否に大きく影響する教科ですが、福島県の「数学力」は全国学力テストや全国模試の結果を見る限りは、全国平均点を大きく下回っている状況です。

 そういった中、福島県も「理数教育」に関し、「先端技術体験」「スーパーサイエンススクール」「科学の甲子園ジュニア」などのプロジェクトを立ち上げましたが、その先駆けとも言えるのが「福島県算数・数学ジュニアオリンピック」です。

 「福島県算数・数学ジュニアオリンピック」の第1回は平成24年に行われました。その中学校の部の初代金メダリストは当時、本校の中学2年生だった北村洋輝くんです。北村くんは「満点」で唯一の金メダリストとなりました。新聞記事では、問題を作成した大学の先生が「満点が出るとは思わなかった」とコメントを寄せていました。

 北村くんは現在、東北大学医学部医学科の6年に在籍しています。その後も、東京大学をはじめ、難関大学に合格した生徒のほとんどは福島県算数・数学ジュニアオリンピックで受賞しており、いわば、難関大学受験に向けての登竜門とも言えるかもしれません。

 本校において、数学は、全国模擬試験で東北トップ、福島県トップを何度も獲得しており、英語と並んでストロングポイントとなっています。

 大学入試では、通常、私立文系では数学は必須となりません。しかし、日本の私立文系のトップともいえる「早稲田大学政治経済学部」が2022年度入試から「数学ⅠA」を必須としたことが大きな話題に、また、受験生に衝撃を与えました。数学の重要性を再確認させられた改革でした。

 もちろん、大学受験だけではなく、数学はその後の学問や職業においても基礎・基本となることは言うまでもありません。

 数学は「理系の哲学」と言われるように、紙とペンさえあればできる学問です。本校では中高一貫の強みを生かし、中・高の課程にとらわれない、独自のカリキュラムを持っています。正しい指導で学習を積み重ねれば、最も伸びる教科と考えており、そのことは全国学力テストや全国模擬試験の本校の成績が証明しているように感じます。