福島成蹊中学校・高等学校 福島成蹊中学校・高等学校

HOME

News & Topics

令和5年度 一貫コース研修旅行 第1日 カナダ・ヴィクトリアへ

News & Topics

令和5年度 一貫コース研修旅行 第1日 カナダ・ヴィクトリアへ

2023.11.12

中高

 本校では海外研修旅行を行っており、中高一貫コースは中学生がカナダ、高校生ベトナム・カンボジアが本来のプログラムとなっています。しかし、感染症に関わる状況により渡航が困難となり、今年は、3年ぶりの海外研修となりました。中学時にカナダ研修ができなかった高校1年生と高校2年生が合同でカナダでの7日間の研修を実施します。

11月11日㈯ 第1日 
  9:00 本校発(専用バス)
 14:00 成田国際空港着
 18:40 成田国際空港発(JAL0018)
 ~ここからカナダ時間です~
 10:45 バンクーバー空港着
 12:00 バンクーバー空港発
 12:30 グランビルアイランド
 14:15 新渡戸稲造記念公園
 17:00 ツワッセンフェリーターミナル出港
 18:35 スワーツベイ着
        バスで移動
 19:45 クオリティインダウンタウンインナーハーバー着
 19:50 ホームステイオリエンテーション
 20:15 ホストファミリーマッチング
       ホストファミリー宅に宿泊

①学校~成田空港
 出発式を終え,いよいよカナダ研修旅行が始まりました。成田空港までは,バスでの移動で途中,友部SAで昼食をとりました。SA名物を十分に堪能した生徒もいました。友部SAからは1時間もかからずに成田空港へ到着。成田空港の大きさに初めて空港に来た生徒からは感嘆の言葉が自然と漏れていました。保安検査場では,何度も荷物を検査される生徒も何人かいましたが,無事検査を終え,出国ロビーへと進むことができました。出国ロビーでは日本円をカナダドルへ両替する生徒も見られ,いよいよカナダへ出発する緊張を感じていました。

②成田空港~バンクーバー空港
 成田を無事飛び立ったJAL018便ですが,成田を出発してから2時間後ぐらいには気流の関係で飛行機が揺れる時間が多くありました。何度も飛行機に搭乗した経験を持つ私も,少し飛行機酔いを催すほどの揺れでした。その影響で,機内食の提供に大幅な遅れが出ましたが,揺れが収まるころには全員が最初の機内食を食べ終わりました。機内食を食べ終えると,機内の照明は落とされほとんどの乗客が就寝していましたが,いつものように私(赤井田)はトータルで30分程度の睡眠でした。バンクーバー空港へ到着目前には,16歳未満の生徒は手書きでの関税申告書の記入を行いました。16歳以上の生徒はバンクーバー空港到着後,KIOSKという端末での入力を行いました。バンクーバー空港へ降り立った生徒の様子は,ほとんどが睡眠不足。一睡もできなかった生徒や睡眠をとれて2時間程度という生徒が多かったかと思います。中には十分に睡眠を確保した環境に臨機応変に対応する強者の生徒もいました。現地のガイドであるミツエダさんと合流し,新渡戸稲造記念公園へ出発。現地のガイドであるミツエダさんは,なんと福島市出身のため,とても親近感のあるガイドさんでした。気になるバンクーバーの天気はくもり。予報の雨ではなかったことが大変助かりました。

③新渡戸稲造記念庭園
 ミツエダさんのガイドのもと,新渡戸稲造記念庭園のあるUBCへと向かいます。本来予定していたルートが,前日の嵐により急遽通行止めになっていたため,迂回ルートとして,普段バスではあまり通らないような高級住宅街を抜けることとなりました。日本の住宅とは異なり,とても広い庭があるおうちが多くありました。ミツエダさんの情報によるとSALE中の住宅もあるそうで,8億円ぐらいで買えるそうです。ぜひ余裕があるご家庭はご購入を検討してみてくださいとのことでした。目的地である新渡戸稲造記念庭園は,実は本日,休園日だったようですが,庭師の方が特別に成蹊高校だけのために開けてくださいました。庭園内は,この時期には珍しく紅葉が見られ,美しい景観を見ることができました。庭園内の池にかかる架け橋に全員で記念撮影。新渡戸稲造のように今後の社会のかけ橋となるような人材に育ってほしいと思いました。

④グランビルアイランド
 新渡戸稲造記念庭園を出て,グランビルアイランドで昼食となります。全員で記念撮影をしてから,フードコートでの自由昼食となりました。ミツエダさんからフードコートでの食事の仕方を丁寧に教わり,カナダでの初めての買い物となりました。最初は不安だらけでしたが,勇気を振り絞って購入してみると,意外と簡単に購入できることを知った生徒もいました。中には,3ドルのものを購入し,5ドル札を出したつもりが,50ドル札を出してしまった生徒もいました。大量のお釣りにだいぶ戸惑ったようです。失敗することも研修旅行の醍醐味ではないかと思います。昼食をとっていると,突然の激しい雨に降られてしまいました。バスの乗り場まで急ぎ足で戻り,フェリー乗り場へ出発しました。

⑤フェリー
 バンクーバーからビクトリアのある島までの1時間30分の船旅です。フェリーの中には軽食を食べれるところや,自動販売機があります。自動販売機では,いったい何味の飲み物なのか不明なものもありましたが,その飲み物に挑戦した生徒もいました。その味は,湿布のような味だったようです。もはや食べ物の味ではないはずなのに,飲めば飲むほどはまっていました。フェリーを降り,VIECスタッフと合流し,ビクトリア市内へバスで出発。バスの中で,VIECスタッフの方がホームステイの説明をしてくれました。しかし,生徒たちの睡眠不足と疲労は限界に達し,睡魔との壮絶な戦いをしていました。ホストファミリーとのマッチング会場に到着後,最後のホームステイオリエンテーションが始まりました。どんなホストファミリーが迎えに来るのか,不安と期待が入り混じっているようでした。そのため,会場のトイレは渋滞していました。順次,ホストファミリーが迎えに来て,記念撮影をした後にそれぞれのホームステイ先へと旅立ちました。明日は,一日ホストファミリーとの時間です。充実した一日を送ることを期待しています。