令和６年１月３０日㈫～２月１日㈭、星野リゾート・ネコマ マウンテンで中学１・２年生と高校１年生がスキー教室を行いました。
福島成蹊中高のスキー教室の目的は以下の通りです。「スキーを楽しむ」や「技術の向上」という表現は入っていません。
➀ウインターリゾートにおける自然環境とリゾートの活用から、スキーリゾーターとしての態度やマナーを学ぶ。
➁”be a Gentleman be a Lady”の具現化を目指す。
➂生涯スポーツへの起点を探求させ、継続して物事に取り組む意欲や能力を養う。
これらが意味することの一つは「生徒の人間的成長」です。宿泊は「星野リゾート 磐梯山温泉ホテル」。国内でも有数の一流リゾートホテルです。このような環境で、スタッフの皆様にも「一人の客」として扱っていただくことで、生徒一人ひとりが意識を高め、適切な行動を身につけていきます。
二つ目は「自然との共生」です。これは本校の行事に一貫するテーマでもあります。スキーは言わずもがな、大自然の中で行うスポーツです。天候が悪ければつらい活動になったり、活動そのものができなかったりします。正しい判断ができなければ大きな事故につながることもあります。一方、真っ白な世界に包まれている感覚や、日常ではありえないスピードで風を切る快感はスキーならではだと思います。「自然への畏敬と共生」という日本の伝統的な世界観はＳＤＧの推進においても重要なことと思います。
三つ目は、ふるさと「ふくしま」への「郷土愛の涵養」です。スキーは福島の重要な観光産業の一つですが、ウインタースポーツ人口は減少しており、そこにコロナ禍が追い打ちをかけました。スキーは年齢に応じて楽しめる「生涯スポーツ」です。生徒たちは卒業後に日本中（あるいは国外に）に散らばって行きますが、その先でスキーの楽しさを伝えてくれることでしょう。そして、やがては家族を連れて磐梯山温泉ホテルに宿泊し、リゾートライフを楽しむ…そんな未来を楽しみにしています。
と少々カタい話をしましたが、生徒たちは、楽しく充実したプログラムを楽しんだようです。活動のレポートは、次のリンクよりご覧ください！
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