５月２９日（火）中学校２年生、３年生の学校茶道が行われました。

本校の教育目標の一つに「グローバル社会で活躍する人間の育成」がありますが、その中には自らの文化を大切にし伝えていくことも含まれます。本校では茶道教育を通して日本の文化を伝える意識と礼儀作法を学んでいます。

敷地内にある茶室「自蹊庵」は柱の一部に千利休の養子千少庵に関係するものが使用されているといわれています。平成２１年１０月に茶室披きを行い、京都から茶道裏千家大宗匠の千玄室様をお招きし、「自蹊庵」との庵号を受けました。

また、庭の灯篭は故山田広助元理事長の令夫人であられる山田素子様より、創立百周年という祝事を迎えるにあたりご寄贈いただきました。秋田（佐竹）藩江戸屋敷にあった由緒の深い灯篭です。

学校茶道は裏千家助教の齋藤宗緑先生を講師としてお招きし、中高一貫の全学年で行われます。このような恵まれた環境に感謝の心を持ちつつ、伝統文化の継承者としての意識を育んでいってほしいと思います。